hexagon1610のブログ

55年間の大工人生の締めくくりに、蓮沼に六角堂建設プロジェクト全記録掲載の為

社寺建築のように、300年も立ち尽くす六角堂とは

(熊六)  まず、軸組は丸太を多く使用するのが最善だと考えるのは一般的だと思う。丸太の芯が入る材木は強いと言われているからだ、どんなに曲がりくねっていても屋根には使える。
人も曲者は強い。特に松とかは、左右の面だけを平らにするだけで、どんな小屋組みにも使える。真っ事強いんじゃ


(熊六)  そして心柱は樹齢100年の檜の丸太を継いで、三階の梁迄伸ばしたい。


(角平)   その話俺の耳一つだけにしておく、もう一つは聞かない事にしておくから、そんな話人前で言ったらこのご時世大変なことになって、村八分になって仕事出来なくなるから
エコの集成材や、エコの新建材を使います。と言った方が無難だよ。
ボンドや接着剤で固めたやつだょ、水には弱くて、白蟻も不味くて食べないってやつ
樹齢100年の檜を伐採したら、マスコミが黙ってないよ、世間から非難の矢がブスブスと
後頭部から脹脛、臀部に刺さるよ。


(熊六) 全部後ろからだな。
まぁそんな事で怯まないが、しかし、六角堂は芯柱が命なんだが、通すと宇宙からのエネルギーが、頭上に届かなくなるんだよ、心柱を空洞にして人が登れるようにして、その壁を強靭にして、一石二鳥にしたらどうだろう。
とりあえず丸太を最大限に使うという事で、あとは夕食の後でいいかな角平。

小学生から日曜学校の聖書研究会に参加

森進一の港町ブルース「背伸びしてみる海峡を~~~」の出だしで宮古、釜石、気仙沼まぁ~のフレーズ。港町気仙沼。二十歳までしか過ごしていないが、思い出は多くある。
語りだしたら止まらなくなるので、六角堂に関連するところだけにして、あとは時間とタイミングに任せて自分史のつもりで綴ります。
キーワードは聖書、創世記、兄と弟、天使、太陽、神の顔です。何が何だか分からないかもしれませんが、順を追ってお知らせしていきます。
「聖書」はその頃、気仙沼での布教活動が盛んにおこなわれ、私も友達に誘われ紅茶やクッキーにも誘われ、民家の教会で賛美歌を讃美したり、聖書を輪読したりしていました。
何といっても大工の経験より、聖書研究の方が長いというのも今更ながら驚きです。
聖書のはじめに創世記というのがあって、アダムが土の塵から創造されたという一節がありこの六角堂の原点ともいうべきものです。六角堂というと仏教のイメージがあると思うかもしれませんが、実は三角形や六角形は聖書に深く関係しているのです。