hexagon1610のブログ

55年間の大工人生の締めくくりに、蓮沼に六角堂建設プロジェクト全記録掲載の為

手に職をつけたい人集まれ~~~~~

千葉県の九十九里浜近くで、更地から家を建てられる技術を短期間で、身に着け
※1年~3年 手に職をつけて、衣、食、住の一角を担って、人生を自信を持って
生きていきましょう。
男女問わず、年齢も問わず、国籍も問わず、必ず一人前にして見せます。
パワハラもなく、セクハラもなく、スパルタではありません。


私の家は 9代続く奥州の五郡総棟梁の家柄で、青葉城の修繕も手掛けた先祖もいる
半端ないプレッシャーを感じながらの、大工弟子修行でした。
近代建築にはない、ぬくもりが感じられる木造建築です。


無垢の木を観て、撫でて、木目を見つめ、冬目、夏目を見極めて、何処で芽を出し、何処でどのように育ってきたのか、何処にどのように使うのが一番いいか、伝わってくる感覚、無垢同士、本物同士でなければ分からない究極の見立ても伝授します。


人生の数年だけ、騙されたと思って修行してみませんか、
その後の人生が自信に満ちた豊かなものになることを断言し保証します。
最初は道具の手入れ、道具の使い方を学びます。
次は荒れた更地を農地として開墾して、野菜作りを学びます。年間を通して、作物がどのように育つか等を学び、土を知らないと基礎や土台を確り作ることが出来ません。


いよいよ大工の基本の墨付けの方法を学んでいくのですが
図面から手板と矩計を起こし、頭の中で梁や柱、桁、束、筋がい等を想像力を
働かして組み立てていき、竹の墨差しで材木に墨付けをしていくのです。
次に「刻み」に取り掛かり、10日ほどで家を組み立てるのが「建て前」というもの
墨付けを一人前に出来る様になったら、ほぼ「視やがり」と言って親方級の位置になる
基本が出来て、あとは経験を積んで応用編になってくる。


興味のある方連絡待ってます。

施工図しか書けない熊さんの嘆き

六角堂の施工図を何べんも書いて、頭の中で施工している熊さんが、
江戸時代風に、物語を展開すると、こうなるのかな。
家を建てる時は、勝手に建てちゃいけない。御上に確認申請という、建築士という
御上から御印を頂いた人しか図面を書いたり、届け出たり、施主の要望を心得て
許可を得て、大工の棟梁に平面図とか矩計などを渡して
施工が始まる。俺は面状持ってるが、一級と二級の大工の技能士ってやつを持ってるけど
あぁ、それから建築科の指導員も持ってるょ。
自慢するほどの物でもないが、自分の自信というかプライドの助けになってる。
悔しいけど、申請用の図面や法規的なものは、建築士さんにお願いする。
費用は掛かるけど、安心感がある。まぁ大体のことはわかるけど
やはり専門家だ。俺だって素人さんから見ると専門家だ。下手な適当な事やると
しっぺ返しが来るから怖いょ


建築士さんから受け取った図面をもとに、ベニヤ板に「手板」と貫板に「矩計」を
作るんだ、一人工も掛かる時もあるくらい、慎重につくる。
まぁ、造るというか頭に描くというか、記録として書くようなもんだ。
それを元に、更地に丁張を掛け、基礎の位置や高さ、材木に墨付け等する。
その時の基準とするものだ。
しかし若い大工さんで、更地から家を建てられる親方いるんだろぅか。
いるよ、いっぱ要るて言ってほしい。やっぱり捨てたもんじゃないよ日本はって
声を上げて言いたい。「期待してるょ―ヤングマンたち」
お願いだから、日本の為、日本建築の為、大工の弟子になってほしい。
俺んとこじゃなくてもいいから、
この物造りの素晴らしさと醍醐味を、どんぶり飯山盛りに伝えたいょーーー。

自分では気づかない隠れた才能を開拓しよう。

意外と気づかない。隠れた才能があることを
「好きこそ、ものの上手なり」とか「一芸に秀でる事は、全てに通ずる」とか
確か、ことわざ的なものあったような気がします。


やはり、今携わっている事を極めるというか、ある程度見極めるというか、
基本を身に着けるというか
私だったら、何が何だか分からないうちに、親と大工の弟子入りする親方との
話し合いで、許嫁の様に中学卒業数か月前から弟子入りが決まっていて


卒業式から一か月後には、材木に手掘り蚤で穴を掘っていたみたいになったとしても
5年の修行中に大工の基本を身に着けるというか、
好きでなくても、やりたくない、と思っても、泣けてきても
9代続いた大工の棟梁の家系を、親の代で途切れさせた、オヤジの無念さを
背負って、運命だ、宿命だと自分に言い聞かせて
毎日、鋸、蚤、鉋を持ち続けた。そうなんだ、道具を自由に扱えるようになるのが
第一なんだ、そしたら御袋が「庄太、5年間だけ辛抱しろ、そのあとは何やってもええ」
いつもの事ながら、思い出すと泣けてくる。
親不孝者だから余計に、胸が熱くなる。
人生90年だとしたら、その中の5年の辛抱、長いか短いか
成功も失敗も真正面から味わって、豊かな人生を生きてほしい。


でも、そうなってないか現実は、成功も失敗も味わえない世の中になりつつある
私もそんなに懐は深くないし、豊かではない。
ああだこうだと言える立場ではないか。そう思う。